2023年一発目のブログになるのですが、僕、実は出会って1週間のタイ人と結婚することになりました。10年前に出会って1週間のニューヨーカーと結婚した経験があるので出会って1週間で海外の人と結婚するのは2回目。
(関連記事:出会って1週間のニューヨーカーと結婚した話 – 彼女との衝撃的な出会い)
僕は2022年12月4日にタイに2023年1月末滞在予定で旅に出た。タイに行くというよりはパタヤに行くのが目的だった。パタヤは10年前から毎年通うくらい好きな場所でニューヨークの忙しい感じとは真逆のパタヤのチルい感じが大好き。そして、2022年6月からタイで大麻が合法化されて9月にタイに行って、タイで大麻ビジネスやりたいって思った。
僕にとって大麻は何度も心が折れて死にかけてる状態から助けてくれた最高のモノで、当時のことは「突然のニューヨークでホームレス生活が始まる – ニューヨークでホームレスになって大切なことに気付く」の記事で書いてるから大麻が好きになった理由はこの記事を読んで。
そして、今回本当にタイで大麻ビジネスが現実的かどうか市場調査をするために行った。もちろん本拠地は第2の故郷「パタヤ」。
タイと言ってもパタヤで事業をやることしか考えてない。というかバンコクやチェンマイには行ったことあるけど、パタヤのチルい感じが好きすぎてタイで事業をやるならパタヤって昔から考えていた。なので、今回もタイに到着して、すぐにパタヤに移動して元々大麻ディスペンサリーで働いてたタイ人の友達の家に向かった。
彼には数ヶ月前から大麻事業の調査の協力をしてもらっていたけど、予想の何倍も時間がかかっていた。離れていたからということもあるから、今回自分がパタヤに3ヶ月住むなら一緒に動けるから色々わかるだろうと思って彼と1週間くらい一緒に動いたけど思った結果は得られなかった。
実はこの時ちょうど4人の後輩たちがパタヤに来てたので一緒に調査を手伝ってもらって、お礼で時間が合えば夜飯を一緒に食べてゴーゴーバーやバービアの飲み代を奢ってあげた。もう自分は10年前から毎年パタヤに来てたこともあって、ゴーゴーバーやバービアを心の底から楽しむことは出来ないけど後輩たちはイケイケ。特に4人の中の1人が初めてタイに来た子で完全に疑似恋愛と恋愛をごちゃごちゃにしてて、45日に滞在するのにタイ訪問1週間で持ち金ゼロになってたのは笑った。お金は12月は想像以上に使い込んじゃったけど、こんな楽しそうにしてる後輩たちをみてるのが楽しかったから後悔はなかった。
そして、この日も調査が終わって、後輩たちが久しぶりにウォーキングストリートに行きたいっていうので行くことにした。酒には強い方だけど、この日は酒を飲んだ後に酔ってはないけど眠さに襲われていた。想像と違う結果が身の回りにありすぎて疲れていた。帰ろうとした時に後輩が「最後にもう1件だけさっき行った「XS」によりませんか?話したい女の子がいるんです」って言うから戻ることにした。
「XS」は最近できたばかりのゴーゴーバーでウォーキングストリートの中でもダントツで人気の高いお店。僕は店に入らず、入り口にある”嬢たち呼び込みをする時に座ってる椅子”に腰掛けて休んでいた。女の子も数人しか座ってなくて、僕が座っていても違和感はなかったタバコを吸いながら「今後の事業計画は本気で考え直さないと夢物語になる」って本気で悩みながらタバコを吸ってると2つ離れた椅子に座ってた女の子が話しかけてきた。
これが結婚することになるタイ人の彼女との出会いだった。
ゴーゴーバーの前を通ると女の子たちが声をかけてきたり、腕を引っ張ってくるのは今も昔も変わらないが、10年通えばうまく流す術は身につく。この時も彼女の横に座って、一緒に客引きを手伝って、「俺も仕事だからまたね」と言って消える予定が、彼女を見るとこんな行動するお客を今まで見たことなかったのか自然な笑顔で笑ってた。その笑顔がめちゃかわいくてドキッとして話したい気持ちが湧き上がってきたけどと同時に彼女はゴーゴーバーの女の子だし、今はそんなことしてる時間はない。
あとゴーゴー嬢は日本でいう風俗嬢みたいなもので誰とでもやる風俗嬢と結婚なんて自分には考えれなかったし、ゴーゴー嬢はお金しか見てない印象があったから呼ばれて一緒に入るなんてこともしない。あとただでさえ後輩にめちゃ金使ってるのにゴーゴー嬢に使うなんてこの時は1mmも考えてなかった。
だけど結局その後も5分くらい入口で彼女と話してたら、彼女が冗談で「私に払うのは1バーツでいいから、ペイバーしてもらってどこかで話したい!」って言い出して、「本気?本気ならディール(取引)する?」とか笑いながら話をしてたらセキュリティーに「話すなら中で話してくれ」と怒られて、彼女には5分でも楽しませてもらったし、この子に1杯だけ奢ってホテルに帰ってチルして寝ようと覚悟を決めて店に入ることにした。
煌びやかな店内に爆音で流れる聞き覚えがあるHipHop。そして、踊り狂う女の子を眺める男たちがたくさん座ってるテーブルの端っこに彼女と座った。お酒を頼んだ後に彼女になんで僕と話したかったのか聞いたら僕が歩いてきた人生を聞きたいと言ってきた。周りはお客とゴーゴー嬢がイチャイチャする中、僕は過去に出会って1週間のニューヨーカーと結婚したけど、2年後に急に離婚が決まって、ホームレスになってどん底に落ちた話をしていた。この話が人生の中で一番強烈なストーリーだから毎回初めましての人に話すんだけど、この話をすると自然と当時のことを思い出して自分自身も悲しい顔になる。そんな表情を見たからなのか彼女も悲しい表情になっていた。なんか悪いことしたなって思って謝ろうとしたら「私たちは似てるね。実は私も…」と話をし始めた。
彼女は実は4ヶ月前に当時付き合ってた大好きだった彼氏を火事で亡くしていた。この事故は結構大きなニュースにもなっていたし、彼女のSNSにアップされてた亡くなった時の動画を見せてきたから本当だと信じた。しかも、彼が亡くなってからも色々なことが発覚してショックはさらに大きかったらしい。そんな事件があってから地元にいると事件のことを思い出すし、暇な時間があると事件のことを思い出すから3ヶ月間レストランのサーバーで仕事をして、たまたま出会ったXSのママにゴーゴーバーの仕事を誘われたらしい。彼女は色々な人たちが歩いてきた人生の話がゴーゴーバーなら聞けるからゴーゴーで働いたって言ってた。ちなみにゴーゴーバーで働く場合でも色々な形態があって、ペイバーなしで、飲みとダンスだけでいいなら働くという条件で働いていて、ちょうど自分に出会った日が働いて17日目のことだった。
それから2時間近く色々な話をして、何かのきっかけで僕が大麻事業の視察にパタヤに来たこととパタヤで5000本の大麻をまずは育てたいって話をした。すると彼女が「大麻は吸ったことないけど、私も大麻事業の未来に興味あるからもっと話しが聞きたい!今日仕事終わりに家に行ってもいい?」と聞いてきて、その場でスタッフにバレないようにLineのIDを交換した。「仕事終わったらホテルに行くから話そう!もちろんノーセックスだよ」と彼女は言って、どこかに消えていった。時計を見ると2時。僕は気付かないうちに閉店まで店にいたみたいだった。
帰り道、一緒に店にいた後輩に彼女の話をすると「あの子良い子だとは思いますけど、注意したほうがいいですよ。ゴーゴー嬢なんですから」と言われて「もう10年もパタヤに来てるんだからわかってる」と言いながら「あの子は違う」と信じたい自分もいた。とりあえずもしあの子が家に来るなら”彼女が自分に何を求めているか知りたい”って気持ちもあったから来て欲しいって気持ちもあったから彼女が来るのを待つことにした。
家に帰ると部屋の中は散らかっていた。もうこの家には2週間ほど滞在していて、部屋の中は自分でも綺麗にしたほうがいいと思うほど散らかっていた。正直朝2時30分から部屋を片付けるのはキツかったけど、もしかしたら彼女来るかもしれないってことでチルしながら部屋を1時間かけてイヤイヤ片付けた。そんな思いとは別に彼女が来る気配はなかったし、彼女からのLineの返信も来なくなった。
「結局あの子も違ったのか」とガッカリしながらもう諦めて寝ようとした時に彼女から向かっていると連絡が来た。時計を見ると朝4時。普段から深夜まで働いて朝方寝る生活が普通の彼女からすると朝4時に活動するのは普通だけど、僕は朝4時に逆に起きるくらい規則正しい生活をしてたから本当に眠かった。そんな自分をよそに彼女は私服に着替えて僕の家にやって来た。彼女の私服姿はゴーゴーバーの中で見たセクシーな衣装とは違って、シンプルな服装で似合っていて可愛かった。
彼女は部屋に入るとすぐにバルコニーに移動して、スピーカーを繋いで好きなタイラップを流して、テーブルの上を綺麗にして話す準備をし始めた。「なんでそんなも自分と話したいの?」と聞くと今までは不幸なことが続きすぎて、他人に自分のことを話すことがなくて、彼氏が死んだ話も自分が初めて話したお客さんだったし、何よりも面白い人生を送ってるからもっとあなたと話がしたかったって言われた。あと気になって働いてから買われたことないの?と聞くと「お客さんは当たり前に私とセックスがしたいから「How much?」って聞いてくるけど、私はお酒を飲みながら彼らの人生が知りたいから毎回「ごめんなさいね〜ご馳走様」って言ってその場を去るの。好きじゃない人とセックスもキスもしたくない。だけど、あなたは違った。ずっと一緒に話をして、一緒に笑ってくれた。だから私はココにいる。」と言った。当時は嘘っぽいなって思ったけど、今振り返ると彼女っぽい考え方だなって思う。
結局2人で朝6時すぎまで話し込んで、「そろそろ帰る?」と聞くと「このままあなたと一緒に寝たい。もちろんセックスはなしよ」と言って、一緒に寝た。目を覚ますと彼女は腕の中ですやすや寝てたけど、僕が起きたのに気付いたのか目を覚ました。この日は元々大麻ディスペンサリーを巡る予定だったので一緒に来る?と聞くと行くと言うので一緒に回りながら大麻に関していろいろ説明をした。1日一緒にいても何も変わらない彼女を見て、夜はゴーゴーで仕事だったけど、行かなくていいようにバーにお金を払って夜も一緒にいることにした。彼女の好きなビリヤードを深夜までやって、家に帰ったら朝方まで過去の話、今の話、未来の話とかずっと話してた。もちろんセックスは無かったけど、彼女と一緒にいる時間が本当に楽しかった。こんな感じで彼女とずっと一緒にいる生活が自然と始まった。
一緒に生活を始めて1週間が経って、相変わらず毎日一緒にいても辛くないし、仕事をしてても何も言わないし、調査の手伝いも彼女が一緒にしてくれたおかげで今までの10倍くらいのスピードで進んでいた。今後のことを考えながらも残りの滞在日数が2ヶ月しか無かったので、今後彼女とどうするかを考えるようになった。
もし彼女と結婚をしたら18歳から大好きなニューヨークからタイに移住しないといけない。僕は本当にニューヨークのカルチャーやアートが大好きだから、それを手放してでも彼女と一緒にいたいのか考えたけど、意外に答えはあっさり出てきた。
「あっ、また結婚するかも」
タイ語もできないのにタイ人と結婚なんて普通の人なら考えれないと思うかもしれないけど、確かに英語が苦手な彼女とタイ語が話せない僕では言葉の壁は大きい。だけど、言葉の意味がわからなくても感情が伝わって、理解できることはたくさんあるし、感情を理解するためには「相手を思う気持ち」があれば意外と簡単にできる。それにこんなに大好きなニューヨークを捨ててまで一緒にいたいって思えるって本当に彼女のことが好きなんだなって自分自身思った。
あと交際期間が短すぎるって1週間でニューヨーカーと結婚した時も言われたけど本当に好きで遠距離で付き合うくらいなら、今すぐ結婚して近くにいればいいじゃんって本当に思うタイプ。お金の心配や言葉の心配は行動した後に考えればよくて、まだ起こってもないことに対して心配するって本当に無駄。実際に今も新規事業にいくら使うかわからないし、毎月固定で出ていくコストがある上での結婚は正直キツイ。だけど、彼女が「結婚と言っても今は新規事業の立ち上げもあるから今すぐ結婚式はやめて、来年結婚式はやろう!あと2年間は仕事をやるとしても、次の1年間は色々な国に一緒に行こうね」って話した時は僕がタイ人と結婚する上で持ってたイメージが全部壊れた。こんなこと言われたら「彼女と結婚してもいいかも?」って思っちゃうよ。
最後に決め手になったのは彼女は出会った日からずっと毎日「今が本当に幸せ」って言ってくれる。別に特に大したことはやってない。ただただ横にいて、一緒に生活をして、たまに散歩や買い物に行って、夜は一緒に好きな音楽聴いてチルって、毎日ありがとうと愛してるって伝えてるだけなのに「今が本当に幸せ」って毎日言う。こんな幸せがいつまで続くかなんて誰にもわからないけど、1回でもずっと幸せでいてほしいと本気で思ったんだから、最後まで幸せにできるように頑張ろう。
今後どうなるかは未知数だけど、とりあえずタイ人と結婚することになりました!1年に何回かニューヨークや日本には戻るけど、新規事業と嫁のこともあるので当分はタイ中心の生活になると思うので引き続きよろしくです。
※この記事は2023/02/04に公開した情報になります。
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