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アジア

タイ人の彼女と初めてラオスに旅行に行った話 vol,1

2023年02月14日(火)

タイに移住してもう気がつけば2ヶ月が経過しようとしていた。この2ヶ月は本当に色々あったけど、「パタヤで出会って1週間の元ゴーゴー嬢と結婚の報告」で記事でも書いたタイ人と1週間で結婚決めちゃったのは大きな変化だった。

彼女も出来たことだし、もう少しタイに滞在したいと思ったので今回隣国のラオスに彼女と一緒に旅行がてらビザランしようって話になったんだけど、全くいつ行くのか話もなく、不法滞在になるまで1週間を切っていたので彼女に「流石にそろそろラオスの旅行プラン作らないとまずい」って話をしたら急遽、明日ラオスに行くことになった。

AM3:30
僕が持ってた大きなバックの中に2人分の荷物を無理やり押し込んで、外でバンコクまで送迎してくれる車を待った。今回バンコクのドンムアン空港から国境付近の街「ウドンタニ」までフライトする6時発の飛行機に乗る予定だった。

パタヤからバンコクまでは車で1時間半くらいで僕は彼女に「3時30分に家を出ると空港着が1時間前の5時だからフライトに乗れない可能性考えて3時に出よう」と言ったけど結局3時30分だった。

そして空港到着したのが5時30分だった。

AM5:30
「フライト30分前って間に合うのか…」と考えてると彼女がフライト時刻30分前に空港に到着して間に合うか焦ってたら「ラオス行き(国際線)じゃなくてウドンタニ行き(国内線)乗るから大丈夫」って言ったけど、このタイ人特有の「マンペーライ(なんとかなる)」って考え方を鵜呑みにすると色々大変なことに巻き込まれる。

ちなみにタイでは国内線で飛行機で移動する場合は外国人はパスポート、タイ人はタイIDが必要になる。

とりあえずダッシュでチェックインをしたんだけど、荷物がどう考えても重さオーバーしてたけど、日本のAir Asiaは厳しいけどタイのAir Asiaは緩々で重さのチェックも特になくチェックイン完了。

ボーイングタイムを見ると5時20分と書かれている。今は5時35分ってことは…やばい。

AM5:35
とりあえず入国審査を済ませる為に空港を走って、入国審査のゲートに行くと大勢の人が列を作ってた。これは待つしかないってことで半分はラオス旅行を諦めて並んでいると5分くらいで通過。6時フライトだから残り20分。ボーイングタイムが既に過ぎてるから乗れるか正直怪しかったけど、「そこはタイだから飛行機も適当であってくれ」ってどこかで本気で願ってた。

AM5:40
入国審査が終わったら航空券に書かれてるゲートナンバーがある場所を探して、ダッシュ。今まで100回以上飛行機乗ってるけど1番走った。彼女との初旅行のスタートとしては思い出に残る良い始まりで良かったけど、もう少し余裕感は欲しいのが本音。

AM5:55
ダッシュで走った甲斐があって最終コールに間に合ってなんとか席に着けた。航空券を見るとバンコクからウドンタニまでたったの1時間。飛行機に乗ればとりあえずは大丈夫って考えもあってフライト中は寝てなかったこともあってコクコク頷きながら気持ちよく寝てたら彼女に頭掴まれて肩にソッと置かれて、僕の頭に頭をくっつけて寝てた。

後で聞いたらバンコクまでの移動の車の運転が危なかったらしくて何かあったらどうしようって心配で寝れなかったらしい。タイ人は運転が荒いので有名だから気持ちはわかるが「死ぬ時は死ぬさ」くらいにしか僕は考えてなかったので1時間半しっかり爆睡してたのは申し訳ないと思う。

話を戻して、寝てたらあっという間にウドンタニに到着した。

AM7:16
国内線なので特に入国検査などはなく、サクッと空港を出た。ウドンタニに到着すると外は明るくなってて、周りを見渡すとパタヤよりも田舎感があった。

…ってか、なんもない。

AM7:31
彼女はお腹が空いてたけど僕は一服してから動きたいって思ってしまうのが喫煙家。スモーキングエリアで一服して、今からの予定を聞くと彼女の古い友達が空港に迎えに来てくれて、ラオスまで連れてってくれるということだった。

全く関係ないんだけどバンコクの「シーナカリン鉄道市場」で買ったヴィンテージの「In-N-Out Burger」のTシャツはお気に入り。フォロワーさんの中にも欲しい人が何人かコメントしてたけど、彼らの気持ちはわかる。このTシャツはめちゃくちゃかわいい。

In-N-Out Burger(イナウトバーガー)は、アメリカ、カリフォルニア生まれの人気ハンバーガーチェーン店。フレッシュな商品を提供することにこだわった日本未上陸のバーガーショップ

スモーキングエリアではコーヒーが10B(約40円)で売ってた。コーヒーは昔から苦手で「大人になったら飲める」って誰かが言ってたけど、いまだに苦手。さっき空港で買った水をタバコで乾いた喉に流し込んで、ご飯を食べに行くことにした。

AM7:55
朝ごはんを食べれる場所を空港付近で探したけど、朝7時ってこともあってどこも開いてなかった。空港内にもカフェはあったけど、彼女はタイ料理が食べたかったので諦めて友達を待つこと。お腹が空くと誰もがイライラしやすくなるから、なるべく話しかけないようにスマホでTwitterでラオスの情報収集をしていた。

20分くらい待ってたら遠くの方から一台車がやってきて、彼女が友達に気付いたのか超テンション上がって、車の方に走って行った。

AM8:22
彼女に話を聞くと10年以上会ってなくて、本当に久しぶりに会えて嬉しかったらしい。普通に旅をしてるとこんな流れにならないけど、彼女は知り合いがタイの色々な場所にいるからどこに行っても誰かしらに会うことが多い。もちろんタイ語だから何を話してるかなんて全然わからない。だけど、この感じが英語が話せない状態で10年前にニューヨーカーと結婚した時と同じでまずは頭にタイ語を慣れさせる必要があった。

だけど、何話してるかわからない中にいるのはストレスで回復しない疲れを背負う時もあるからオススメしない。旅行程度で外国語環境に身を置くのはいいけど、自分みたいに移住までして環境を作るのは逃げれないから心が強くないならやめた方がいい。

AM8:57
車が大通りから細い道に入って、少し進むとラオスとタイを挟む「メコン川」が見えた。この川沿いにはタイ料理のレストランも何軒かあるらしく、彼女が彼にタイ料理がどうしても食べたいというからラオスのイミグレーションがある場所ではなく、まずは朝ご飯を食べにこっちに来たらしい。なんかごめんね。

タイはバンコクとパタヤとチェンマイしか行ったことなかったけど、タイはエリアごとに色が違うから面白い。ウドンタニはラオスに近いってこともあってラオス料理との共通点が多い料理が多かったり、写真映えする観光スポットがたくさんあることで有名らしい。確かにメコン川をバックにすると映える。

川越にラオスを眺めてたら友達が横に来て、吸いかけのジョイントに火をつけて、ジッーと見てた。

「ラオスは久しぶりに行くの?」と翻訳アプリを通して彼に聞くと「マイパイ(いや、行かないよ)」と予想外の答えが返ってきた。話を聞くと国境付近までは送るけど、ラオスには行かないと。当初聞いてたプランと違って、ラオスに到着してからどうなるのかわからないし、今回のラオスの旅は彼女に任せたから自分が何も把握してないこともあって緊張感があった。

AM9:13
朝ごはんは彼女が食べたがってたタイ料理が川沿いにあったので、ここで食べることにした。まだ朝9時というのに店内は結構人で賑わっていた。

外で一服してる間に頼んだらしく、続々と色々なタイ料理が出てきた。飲み物はコーラーが用意されてたけど朝からコーラーってタイだなって思う。なんでタイに来るとコーラーがこんなに飲みたくなるんだろうか?この謎はいつか解明したいくらいタイに来た友達みんなが同じ症状に陥ってる。

ご飯はイサーン風タイ料理で美味しかった。彼女は朝から生ニンニクを生春巻きみたいな皮にお肉や野菜と一緒に包んで食べてるのを見て、ビックリした。そんな自分を見て「イサーンでは生でニンニクを食べるのは普通だ」と笑いながらもう1つ作って僕をニタニタ見ながら食べてた。タイ料理はめちゃ当たりの時と全く口に合わない時の差が本当に激しいけど、このレストランは美味しかったし、彼女も満腹になったのか満足げだったので良かった。

AM10:49
せっかくだからメコン川沿いを3人で散歩した。川沿いは意外とアメリカンレストランが多くてビックリした。「あー、ハンバーガーとかポテトとか食べたかったな…」って思いながら歩いてると横に廃れたシマウマの椅子と目があって「彼女がタイ料理が食べたいならしょうがないさ」って言われてる感じがして少しムカついた。わかってる、彼女が食べたいならしょうがないさ。

AM11:18
ご飯を食べたら彼女がラオスに入るための書類を取りに行った。タイ人はラオスに入国する場合はパスポートはいらないけどタイ人IDが必要で、「Border Pass Office」でタイ人IDを提示するとタイ人がラオスに入る時に必要な書類がもらえる。外国人はパスポートがあるから特にここで手続きは不要。

AM11:32
彼女が書類をゲットしたので早速ラオスに陸路で入国出来るイミグレがある場所に移動。後で知ったんだけどウドンタニの空港からこのイミグレまでのバスが出てた。僕も帰りはバスで空港まで移動したんだけど、イミグレ付近にいるタクシーはタイ人相手でもぼったくるので日本人はさらにぼったくられる可能性があるのでバスで帰ろう。

まずはタイを出国手続きしないといけないんだけどイミグレはタイ人と外国人で手続きが違って、タイ人は書類のコピーとタイ人IDのコピーが必要らしく入り口に小さな印刷屋があった。僕も必要だったと思ったらしく、彼女が僕の分もコピーしたけどイミグレで「お前は外国人だから要らんよ」と言われて紙を返された。パスポートのコピーって処分に困るけど、受け取るしかなかった。

彼女も僕もラオスのお金を1円も持ってなかったので両替をしようと思って両替所に行くもクローズ。「えっ?ラオスに入ってからのお金はどうするの?」と聞いたら「マンペーライ(なんとかなる)」と言って、イミグレのある建物に歩いて行った。

中は撮影禁止だから写真はないけど4つ窓口があって、3つは外国人用で1つはタイ人用で出国スタンプをサクッとゲット。

AM11:37
無事出国して、バスでラオスのイミグレの建物に移動することに。このバス停あたりから働いてる人たちはタイ人じゃなくて、ラオ人が多くなってきて彼女がいつもと違う感じで何か話してるから「何話してるの?」と聞いたら「ラオ語で話してる」と。そうなんですよ、彼女、ラオ語読めないけど、話せるらしいんです。

お母さんがラオ語話せるらしく、小さい頃からラオ語とタイ語を話してたらしい。ラオ語が話せるのはめちゃでかい。ラオスはぼったくりが酷いって聞いてたからラオ語話せれれば格安で旅行ができると安心しきってた。

だけど、この考えが甘かった…

想像の2倍以上のお金を今回の旅行は使うことになるんだけど、ラオ語が話せれれば格安でラオス旅行が出来るなんてことは全くなかった。次回の記事は「ラオスに2度と行くか!と怒るタイ人彼女」の話を書くので、続きが気になる方はもう少し待っててね。

(次の記事:タイ人の彼女と初めてラオスに旅行に行った話 vol,2


※この記事は2023/02/14に公開した情報になります。
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この記事を書いたのは...

【街路ch出演】ニューヨーカーと出会って1週間で結婚し、ニューヨークに移住。しかし、2年で離婚し、その後8年間ニューヨークで波乱万丈な生活を一人で生き抜きました。10年後、パタヤでゴーゴー嬢と結婚し、タイに移住。かつては有機大麻農家として働いていましたが、現在は大麻盆栽家に転職しています。大麻盆栽「Wabi sabi」では、環境に優しい有機肥料やミミズの土を使用し、廃材や苔を活用して、持続可能な未来を目指しています。自然との共生を体現し、大麻盆栽を通じて新しい視点を提供しています。詳しい自己紹介はこちらから。

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