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人と違う道を選んでみたら"チルい人生"だった


自己紹介

(7)波乱万丈な僕のチルい若い頃の話 – 大事故で死にかけて大切なことに気付く

2021年01月27日(水)

前回の「波乱万丈な僕のチルい若い頃の話 – 現実逃避でニューヨークに毎年通う人生」の記事の続きです。

あの日、僕は本当に死んだと思った。

中国行きの航空券を取った後、大雪の中、僕は家に帰った。前は雪で全く見えなかったけどワクワクが勝ってた僕は飛ばして帰路を急いだ。その時に目の前に急にトラックが現れた。現れたと言っても止まってるトラックに自分が気付かないでそのまま突っ込んだ感じなんだけどね。トラックに突っ込んで、吹っ飛んだ瞬間、本当に死んだと思った。頭が切れて、血がダラダラ。これはやばいと思って、母さんに電話をしたけどことの重大さに気付いてないこともあって「早く帰っておいで」と言われて切られた。すぐに先輩に電話をしたら、先輩は急いで駆けつけてくれた。と言っても、1時間くらい大雪の中、外で僕は待っていたらしい。

先輩が迎えにきて第一声が「大丈夫か?!」だった。そりゃそうだ、頭から血がダラダラ流れてるんだもん。病院に行って、レントゲンを取ると顔面骨折8箇所骨折していて、その場で10針縫わないといけないほどの大事後だった。先輩が親に電話をしてくれて親もすぐに駆けつけた。今でも忘れない、母さんが到着した時に「生きてて良かった」と言われたあの時の顔。当の本人は事故った後はアドレナリン出てて、全く痛みはわからなかったし、麻酔が切れて朝方に目開けた時に母さんが号泣してる顔が見えて、すげー悲しくなったのを今でも覚えてる。

「自分、何してんだろ…」

翌日診察を見てもらって、病院のトイレで初めてパンダみたいな顔になってる自分を見て、高卒で実家暮らしで正社員経験も貯金も何ない自分に未来は見えなかった。誰がこんな顔の男を雇うのか?こんな外見では誰も雇わないだろう。人生が真っ暗になった。

この事故がきっかけで人生の考え方が大きく変わった

当時の自分は醜い姿を見た時、「このままではいけない」と強く思った。自分の人生を変えたくて必死だったけど、何をすればいいかわからないまま悩んでいた。そんな時にたまたまお見舞いで持って来てもらった本を手に取って、読んだ。この時に出会ったのが伊集院静香さんと岡崎太郎さんの本だった。生まれて初めて集中して黙々と数時間本を読み続けて、その本の中で「朝3時間早く起きると人生変わる」って書いてあってすぐに毎朝Facebookに朝活の内容を報告するようになった。「普段よりも起きてる時間が長くなるから、人生変わるかも」と初めは安易な考えで始めたが、これが人生を大きく変えるきっかけになった。

岡崎太郎さんは実は当時働いてた職場の社長の知り合いでもあった。彼はマーケティング業界では超有名な人で彼の本を読んだ時に彼の思考や過去の挑戦を読んで、心が熱くなったのを覚えてる。どうしても彼に会いたかった。

そして、本の中に「会いたい人に会いに行くリストを作ることが大切」と書いてあり、僕は彼にどうしても会いたかったのでFacebookで彼を見つけて長文のメッセージを送った。数時間後に短文で「ありがとう」という返信をもらって、友達申請をさせてもらった。友達になった後に何度も何度も彼のコメント欄に返信をして、知り合いの社長の協力もあって3人でご飯に行くことが決まり、憧れの人と会うことになった。移動途中に会う感じだったので30分くらいしか話はできなかったけど海外旅行での経験談やマーケティングのことなど色々な話を聞いた。

その中で一番覚えているのが「Kei君は幸せになりたいかい?」と言われて、なりたいと答えた時に「なら、幸せの蛇口が「お金」だけだと思っちゃいけない。今目の前に幸せがたくさん詰まってるツボがあるとしよう。Kei君は今「お金の蛇口」を一生懸命捻ろうとしてる。だけど、周りを見ると他にも「愛の蛇口」や「家族の蛇口」とか幸せになれる蛇口はたくさんあるんだよ。そういう目の前にある幸せも感じないとね」と言われた。この言葉の意味は今ならわかるけど、当時の自分には上部だけしかわからなかったけど、それで良かった。本質的な答えは自分の経験からしか見つけれない。その上で見つけるためのヒントをもらったのがこの時だった。

彼と会った帰り道に病院でのことを振り返った。この短期間だけでも「勉強をする大切さ」と「行動力の大切さ」と「人は簡単に死ぬ」ということを学んだで、それからは毎日朝活と読書をして、何かやりたいことが見つかったらすぐに行動するようになった。

そして、退院して数ヶ月が経った時に一緒に中国に旅行に行くはずだった先輩から「前行けなかったアジア視察に一緒に行こう!」とLineが来た。お金は安定でなかったけど、飛行機代と生活費くらいならなんとか作れると腹を括って、先輩と一緒に海外旅行に行くことにした。憧れの先輩との海外旅行は絶対何か得られるものがあると確信してたけど、この経験がまた自分の人生を大きく変える。

(次の記事:波乱万丈な僕のチルい若い頃の話 – 大事故で死にかけて大切なことに気付く


※この記事は2021/01/27に公開した情報になります。
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この記事を書いたのは...

出会って1週間のニューヨーカーと結婚、2年目で突然離婚&ホームレスから起業して生き返って、コロナで再び事業死亡から新規事業で借金返済して、新規事業調査で訪れたタイで出会って1週間のタイ人と結婚みたいな波乱万丈な人生送ってます。詳しい自己紹介はこちらから。

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