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タイ

買い付け日記

久しぶりにバンコクでチルいヴィンテージ漁り(前編)

2023年09月10日(日)

AM11:43
目が覚めるとパタヤに遊びに来てる友達が「バンコクに行こうよ」と朝ごはんを食べてる時に話してきた。1人でバンコク行くとかタイ嫁が許さなそうだけど、今車がちょうど修理中で交通機関が対嫁は大嫌いだったこともあり、タイ嫁抜きでバンコクに行けることになった。久しぶりのタイ嫁との別行動。しかも、友達は自分が行きたい場所に行くのでOKということだったのでひさしぶりにゆっくりヴィンテージアイテムを漁る気満々だった。

パタヤからバンコクまではバスで行くのが一番安い。160B(約640円)で2時間くらいでバンコクに到着する。週末ということもあって、車内はいっぱいで今すぐにでも寝落ちしたかったけど、バスの中で一泊するホテルをチェックしないといけなかったので揺れるバスに揺られながらBooking.comを眺めていた。

バンコクのホテルも時期の問題なのか普段より高い。今回は「チャックトックマーケット付近にあるショッピングモール」と「シーナカリン鉄道市場」に行くのが目的だけど、ショッピングモールは次の日も行く可能性があるのでチェックトックマーケット付近の格安ホテルを調べると1泊500B(約2000円)で発見。掲載されてる写真から期待は出来ない感じだけど安さには勝てない。

PM1:12
バンコクは何度来ても苦手な感じがある。ニューヨークや東京のように都会感はあるけどパタヤのチルい感じが好きな自分には都会は苦手だ。それに渋滞が毎日必ずと言っていいほど起こって、時間帯を間違えれば数時間渋滞に捕まることもしょっちゅうある。だけど、パタヤにはないクールな雰囲気が街中には溢れてる。例えばバスがボロいくせにデザインが超チルかったり、

大通りを一本横に曲がればタイらしいストリートカルチャーが顔をのぞかせる。

タグやステッカーも街中のいろいろな場所で目にする。18歳でグラフィティーに出会ってからずっとストリートアートと出会うと立ち止まってしまう癖がある。一般の人からしたら迷惑行為でしかないけど、たまにイケてるステッカー見つかるとテンションあがって、もっとイケるアートと出会いたい欲が生まれる。都会は歩くだけで楽しいのは魅力的。

PM1:56
バンコクをゆっくり見るのは3ヶ月ぶり?たった3ヶ月だけど大麻ディスペンサリーの数は目に見えて増えてる。タイに長く来てる身としては大麻が普通に街中に売ってる光景はまだ不思議な感覚があるけど、これも今となっては普通の光景になっている。

最近もツイートしたけどタイ政府は大麻を今後も後押しする方針になったみたい。大麻農家の僕とタイ嫁からすると嬉しい報告。大麻は自分や地球を助けるだけでなく、人の繋がりも作ってくれる。

例えばディスペンサリーに行けば大麻大好きなスタッフと簡単な会話から仲良くなって、一緒にチルすることもある。この日も熱狂的ファンも多い米国の有名大麻ブランド「クッキーズ(Cookies)」に行った時にラッパーのスタッフがいて、有機栽培で大麻育ててる話をしたらパタヤによく遊びに行くから今度タイ嫁含めてみんなでチルしようって話になってインスタ交換した。ニューヨークの時もそうだけど大麻があるだけでクリエイターとの繋がりはどんどん増えるのは不思議だけど実際にたくさんある。

PM3:04
たまたまTwitterを眺めていたら近くのショッピングモールの中に自分がバイヤー時代もよく買い付けしていたアメリカのスポーツショップ「FootLocker」がオープンすることを知ったので行くことにした。

もう5年以上前にニューヨークの34stにあるニューヨークで一番大きなFootLockerがリニューアルオープンしたときはリストック(再販)でレアスニーカーが発売されるリーク情報があったから4日前に並んだのが懐かしい。あの頃はスニーカーブームが絶頂期だったからこそのイベントだったみたいで今回は特に何もレアスニーカーの発売はなかったみたい。店内も特別珍しいものが売ってるわけでもなく、スタッフが仕事中にゲームに熱中してるくらいしかアメリカっぽい部分はなかった。せっかくだからレアなスニーカーリストックして欲しかった。

PM4:41
別に他は行く予定はなかったので今回の目的でもあるヴィンテージ巡りをしにチャックトックマーケットの付近にある謎のショッピングモール。このショッピングモールは外ではヴィンテージの小物やおもちゃとか売ってて、建物の1階と2階は宝石や家具、3階と4階はアパレルや小物が売ってる感じ。

1フロアーに100店舗くらい店舗が入っていて、ここで買い付けをして夜行こうと思っていたバンコクで一番大きいヴィンテージ市場「シーナカリン鉄道市場」で販売してるバイヤーもいるくらいで良いものが眠ってる。
(関連記事:買い付け先で有名なバンコクにあるシーナカリン鉄道市場でヴィンテージ商品を探しに行った

自分が探すのは”ヒップホップ系”と”ニューヨーク系”と’Nike”のヴィンテージアイテムが中心になる。ヴィンテージにハマったのは消費に疲れて、手に入りにくい、本当に欲しい物を探したらヴィンテージに行き着いた。そして、これも何かの縁なのかタイは世界一ヴィンテージが集まる国とも言われている。

お得な価格から二度見するような価格まで幅広いアイテムが売られていて、本当に服が好きじゃなかったら量が多すぎて嫌になるけど、自分にとっては宝探しをしてるような感覚。例えばWu-Tangの公式のTシャツが500B(約2000円)は安いんじゃない?

他にも世界で最高峰のプロ野球リーグ「MLB」のニューヨークヤンキースの公式ポロシャツ。これは白のバケハとかに合わせたらめちゃくちゃカワイイってことで買い付けした。刺繍も高級感あるし、これ着てニューヨークの街中ぶらぶらしたい。

あと大好きなアーティスト「Frank Ocean」の90年代風のヴィンテージアイテムを発見。この90年代風のやつは実は2010年代または2020年代に作られたヴィンテージ風アイテムでタイではよく見かける。このヴィンテージ風のアイテムたちも意外にカッコ良いのが多い。

自分が買い付けした商品は「小さなニューヨーカーの部屋」で販売してます。

だけど、このショッピングモールで売られてるものは全てが本物ではない。タイはどこのマーケットでも偽物は溢れるほど売ってるので要注意。特に最近は人気のヴィンテージのシャツも偽物がたくさんあるので、ちゃんとボディーで使われてるブランドやスティッチの数や色落ち具合などを確認してから購入するようにしてください。

帰り際に出会ったこのシャツはデザインといい、素材といいめちゃ良かったけど、お値段が6000B(約24000円)だったので断念。このデザインはニューヨーカーなら好きそうだし、今度ニューヨークに行った時にちょっと着たかったけどこんな高い買い物をして家に帰った頃にはタイ嫁になんて言われるか想像したら諦めるのは早かった。結婚とは我慢することの連続と誰かが言ってたけど、最近そうだと思うことが増えた。

そんなことを考えながら一度中心部に戻ることにした。実はパタヤから飲食を経営してる先輩がバンコクに来ていて、先輩の知り合いが経営してる日本食屋に行こうとお誘いを受けたのでシーナカリン鉄道市場に行く前に行くことにした。この寿司がヤバいので後編で書くけど今まで食べた寿司の中でベスト3に確実に入る”激ウマ本格的寿司屋”なのでバンコク行かれる方は後編も要チェック。


※この記事は2023/09/10に公開した情報になります。
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この記事を書いたのは...

【街路ch出演】 出会って1週間のニューヨーカーと結婚してニューヨーク移住したが2年で離婚し、ニューヨークで波乱万丈な8年間を1人で生きる。10年後にパタヤでゴーゴー嬢と結婚してタイ移住して大麻農家やったけど一旦引退して新しくなにか大麻関連事業を始める準備中。。詳しい自己紹介はこちらから。

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