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日記

4年住んだ我が家にさようなら!そして、引っ越し3日前に新しい家決まる

2021年06月28日(月)

6月末に日本に戻るはずが、もう少しニューヨークに滞在しないといけない用事が出来てしまった。だけど、今後の動きを考えるとどっちにしても今住んでいる家は引き払わないといけないのは去年決めていたから6月中に家を出ないといけなかった。

今月で気が付けば、この家にもう4年間住んでいた。

今も忘れやしない、4年前の5月。僕は急に離婚が決まって、ニューヨークでホームレスになってでも這いあがろうと覚悟を決めて、5ヶ月間ありとあらゆることをした結果見つけたのがこの家だった。

”ニューヨークで家探しは難しい。”

まずはクレジットヒストリーと言われる、所得や支払い実績などを元に作られている点数が良くないと審査に通らなかったり、どうしてもって時は1年分の家賃を先払いしないと契約できないなど色々な問題がある。特に移民はクレジットヒストリーを作るまでに時間がかかるから家の契約は難しい。

当時の僕もクレジットヒストリーがダメだったみたいで通らなかったけど、なんとかして無理矢理通したのが懐かしい。

家は想像以上に良い物件だった。屋上からはマンハッタンのビル群が一望出来る景色が広がっていて、夜中にこの場所で光ってるマンハッタンのビル群を見ながら、自分もこの街で生きてるんだなってよく確認してた。

そんな最高な物件の大家になった僕。大家になった理由は他のルームメイトに部屋を貸して、僕の部屋の家賃をゼロにするため。とりあえず家賃をゼロにするためにルームメイトを探したんだけど、ルームメイトって言っても性格が合うルームメイトを探すのが本当に難しい。ニューヨークには色々な意味で変わった人間の集まるからこそ、良い意味でも悪い意味でも癖がある。そんな環境で性格が合うルームメイトを探すのはみんなが想像してる以上に本当に難しい。

だけど、僕の場合はルームメイトに本当に恵まれたんですよ…

最初の数ヶ月を除き、そこから最近まで最高のルームメイトが長く住んでくれた。3人のうち2人はほぼ3年間一緒に住んで、人生について語ったり、一緒にチルしたり、カジノに行ったり、海外旅行行ったりとルームメイト同士は本当に超仲良かった。多分喧嘩は1回もしてない?最高の思い出ばかり。

特にみんながいてよかったと思ったのは「コロナ禍」の時。

コロナ禍はみんなキツくて、人生とは何かを考えて、それぞれの思いをぶつけて、応援しながら走ったね。僕も1人だったら正直キツかった。今はバラバラな場所にいるけど、オンラインで繋がってるし、またすぐに会えると思ってるから次会うのが楽しみです。

他にもこの家では僕のビジネスの種もたくさん生まれた。その中で印象的なのは「KUTSUHIMO」と「インスタおまかせ」の2つかな。

スニーカーバイヤーをしている時にスニーカー好きをニューヨークにもっと気軽に来てもらおうと始めた会員サービス「KUTSUHIMO」は100名以上の人が参加してくれた有料会員サービス。20人以上の会員さんが1年でニューヨークに来たんじゃないかな?これをきっかけに多くの大切な人に出会えて、価値観も大きく変わった。もうサービス自体はやめちゃったけど、今でもLineグループは動いてるし、日本に帰ったら遊んだり、一緒にビジネスしたりする最高の仲間と出会えたビジネスでした。

もう1つはコロナ禍で生まれたブランディングとマーケティングの経験を生かしたSNS代行サービス「インスタおまかせ.com」もこの家で生まれた。

当時は僕の頭の中はぐちゃぐちゃでメンタルも崩壊して、本当にやばかったけど、泣きながら壁一面のホワイトボードにビジネスアイディアを毎日書き殴って、その中で見つけたアイディアを経営者の先輩方に数ヶ月朝方までプレゼンして、生まれたのが「インスタおまかせ.com」だった。本当に先輩方には感謝しかないです。

このコロナ禍の中で再度思ったのが、自分の人生に悩んだ時こそ、頭の中の素直なことを書き出すことが大切ってこと。

僕は書くのは癖になっちゃってるくらい毎日何かしら書いてるのですが、この書く行為は効果を知らない時は馬鹿にしてたけど、全く馬鹿に出来ない。僕は色々な人の相談を聞くけど、みんなにアドバイスするのが「書く」こと。頭の中は想像以上にぐちゃぐちゃだから、書き出して、考えるスペースを作ることが本当に大切。

話を家に戻すと他にもブログじゃ書けない思い出はたくさんあるけど、どれもこれも少し前にあった出来事なような気がするし、6月だけ1人で今の住んでるんだけど今でも誰か呼んだら返事があるような気さえする。確かに1人の生活は楽だけど、夢を本気で追いかけていたルームメイトたちから毎日共有していたエネルギーがもう家にないと思うと少し寂しい。

エネルギー値が高い人と一緒にいることって大切だなって改めて痛感しました。

まぁ、そんな家ともあと3日でお別れになります。

こんな書き方で終わると綺麗に退去して終わり的な感んじだけど、なんだかんだトラブルがあるのが海外生活。

残り9日で引っ越し先を探して、引っ越しをしないといけない

ちょっと説明が長くなるので割愛するけど、7月からこの家を知り合いに引き継いで、僕の部屋はそのまま継続して数ヶ月住むプランを作っていて、書類関係全て出していたのに、(何度も引き継ぎの念を押したにも関わらず)不動産屋の勝手な行動によって白紙になり、急遽短期で住む家を探さないといけなくなった。しかも、これが発覚したのが6月21日。

「…え?もうあと9日で退去なんですけど?」

僕の中でそんな声が聞こえた。ルームメイト探しが難しいってことはさっき書いたけど、逆に自分が探す立場になっても難しい。この時期だからなのもあるけど1人暮らしの家を短期サブレットで貸してる家は少ないし、ルームメイトで探そうと思ってもコロナの影響で物件の掲載数がいつも以上に少ない。こんな状態で連絡を取って、見学に行って、部屋を決めるのを9日間でやろうとすること自体が間違っている。

本当は不動産屋とバトルしたいくらいけど、そんな時間は全く僕にはないので、神様に祈りながら、良い物件をネットで探し続けた。

短期でニューヨーク滞在する家を探す旅に出る

そんな気持ちのまま3日間で何件か問い合わせて、見学に行った。正直酷いという言葉がぴったりすぎる物件ばかりで、「駅から遠くて、ココに800ドル払う価値はないだろ…」って思わず言いそうになった。中にはグラフィティーのギャラリーも近い物件もあって、毎朝散歩に見に行くとかありかも?って思ったけど、場所と部屋の狭さと値段がね…。

そんな感じで退去期間が迫る中、ネットで部屋を探していると今の家から歩いて15分ほどの場所に怪しそうな物件を1つ見つけた。金額が驚くほどに安かったので、1ヶ月だけこの家に住んで、他を7月中に探そうと思って連絡をした。この流れでわかるように全く気持ちは乗ってなくて、家が決まらないストレスの大きさに正直かなり疲弊していた。

本当は長期で家を契約すれば良い物件は見つけられるんだけど、今年と来年は日本に長期間仕事の関係で滞在しないといけない可能性がかなり高いので、無駄な家賃を考えると今すぐ契約することができない背景がありました。

とりあえず、現実に戻って愕然としながらも見学予約を入れて、行くことにしたんですが…そしたら、奇跡が起きた!

この物件で破格!しかも、裏庭まである

家の前に到着すると日本語が堪能な中国人の女性が立っていた。

どんなすごい家を見させられるのか不安だったけど、玄関のドアを開けた瞬間吹っ飛んだ。そこには誰も住んでない4つの部屋とリフォームされたばかりであろう綺麗な内装、そして、裏庭があった。「だけど、4人も一緒に住むのか」と思って内心ガッカリしてると、大家さんが「この真ん中の2つの部屋はストレージ(荷物置き場)に使うから実質住むのは2人だけだよ」と。

「…えっ?2人だけ?裏庭が付いて、立地良くて、電気代とか全部含めてこんなに安いの?」

ちょっと混乱した。だって、このクオリティーで僕の今の家の1/4の家賃って天国だし、しかも、別でストレージを契約しようと思ってたけど、少し家賃足せば一緒に使っていいという最高な物件。

何これ?神様、最後の最後で味方したやん。

もちろん即決です。後々、話を聞くとこの物件は10年前から値段が変わってなくて、大家さんが家を購入してるから家賃が上がることがないらしい。それでコロナ禍をきっかけに家が丸ごと空いたのでリフォームをして、7月からの入居者を募集した日に僕から連絡があったみたい。偶然が色々重なったけど、とりあえずラッキー!本当に僕の人生は運が良い。

これで家の問題は解決!あとは来年の夏前には日本の長期一時帰国も落ち着くはずなので落ち着き次第本命の家は探すとして、それまではこの家に住みたいと思います。マジで見つかってよかったー!

今日は6月27日…残り3日しかなかったって考えると震えるね。

忙しい中でも気分転換にマンハッタンには行ってました

6月は仕事やら家関連やら色々バタバタでしたが、気分転換に散歩に行くようにしてました。

それに散歩してるとニューヨークでは色々な不思議な物や出来事に遭遇するから楽しい。例えばロックフェラーセンター付近を歩いていたら、急に巨大なアート作品と遭遇。これはロックフェラーセンターの装飾美術である「アールデコ様式」が関係していて、「アールデコ様式」では古代ギリシアやローマの神々をモチーフとした絵画や像が多数あり、今回ニューヨーク在住の黒人アーティストのSanford Biggersさんが「アフリカ風の西洋彫刻」をイメージして、作ったらしい。

ロックフェラーセンタービルが作品の背景に見えるのが、また不思議な感じでした。

(関連記事:予約必須!一番人気の日の入りの時間帯のトップオブザロック展望台に実際に登って見た

あと、新しく5番街にオープンしたレゴストアーがたまたま開店日だったらしく、多くの人が並んでいた。スタッフに話を聞くと「これぞ、ニューヨーク!ってレゴ作品がたくさん店内にあるから見てね!」と一押ししてくるので、列に並ぶこと10分。

入ってビックリ!普通に想像を軽く超えた!

「これは新しい観光名所になるかも?」って、思うくらいニューヨークの観光名所やアニメキャラがレゴで忠実に作られていて、特に顔の表情を変える自由の女神の巨大レゴは可愛かった!あれは子供喜ぶと思うな〜。インスタに乗ってるのでチェックしてね。

店内にはインスタ映えするスポットもたくさんあるから、映える写真が撮りたい方は行くべし!

今回はタイムズスクエアからセントラルパークの方に散歩しましたが、僕は歩いていると色々アイディア出るタイプなので、極力歩ける範囲は健康も考えて歩くようにしてます。幸いにもマンハッタンは歩いて移動が全然出来る大きさなので好きなエリアをぶらぶら散歩は運動にはちょうど良いので、コロナが落ち着いて旅行に来る方は地下鉄に乗らずに散歩も楽しんでくださいね!

他にも色々ニューヨークを紹介したいけど、キリがないから気になる人はインスタのストーリーが一番更新頻度が高いからフォローしてね!


※この記事は2021/06/28に公開した情報になります。
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この記事を書いたのは...

【街路ch出演】ニューヨーカーと出会って1週間で結婚し、ニューヨークに移住。しかし、2年で離婚し、その後8年間ニューヨークで波乱万丈な生活を一人で生き抜きました。10年後、パタヤでゴーゴー嬢と結婚し、タイに移住。かつては有機大麻農家として働いていましたが、現在は大麻盆栽家に転職しています。大麻盆栽「Wabi sabi」では、環境に優しい有機肥料やミミズの土を使用し、廃材や苔を活用して、持続可能な未来を目指しています。自然との共生を体現し、大麻盆栽を通じて新しい視点を提供しています。詳しい自己紹介はこちらから。

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