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ヨーロッパ

買い付け日記

イタリアでハイブランドの買い付けをした時の裏話を全部話します

2020年07月07日(火)

2020年1発目の買い付けは「イタリア」でハイブランドを買い付けに行きました。今回は実際にいくらぐらいで買い付けができたのか?どのブランドが買い付けしやすかったのか?イタリア買付の裏話などイタリアに買い付けに行く人なら誰もが知りたい情報を紹介したいと思います。自分もイタリアに買い付けに行く前にこれくらいしっかり書いてる記事に出会いたかった…って思うくらいしっかり書いてます。

イタリアで実際に買い付けした商品たち

2020年1月にイタリアに行った際に買い付けした商品の一部はこちらになります。1週間の買い付けでだいたい170万くらいの商品を買い付けしました。スーツケースにすると4つ分です。

これでも結構抑えて買い付けをしたのですが、1つ1つの値段が高いのでイタリアで買い付けをするなら1回で100万は余裕で超えてしまうんじゃないかな?というのが第一印象です。なので、予算に余裕がない方はニューヨークで買い付けをする方がいいかもしれないですね。

あとこれはどの国で買い付けをするのも同じですが、買い付けで1番必要なのは「体力」です。

オンラインで仕入れるのと違い、実際に自分の足でショップに行き、買い付けた商品を持ちながら色々なショップに足を運ぶのは結構体力が必要です。さらに言語が違う環境で生活するのは体力が消耗されますし、イタリアの場合は足場が石畳なのでコンクリートを歩くよりも体力が持っていかれます。なので、言語が話せないよりも体力がないと買い付けは正直難しいです。

「なら、英語話せなくても大丈夫?」と思う方もいるかもしれませんが、極論いえば問題ありません。ですが、英語が話せないと買い付けはできても、トラブルの際に解決できなかったり、意思疎通できず時間を無駄に消費してしまうかもしれません。

今回の買い付けでも「ショップでの商品仕入れ」と「タックスフリーの手続き」の際に英語が話せて本当に良かったと痛感しました。

イタリア人も日本人同様に英語はセカンドランゲージなので、意思疎通はイタリア語で話すよりもハードルは高いです。だからこそ、しっかりこっちが何を言いたいのか伝えることが大切ですし、彼らが何を話してるのかをしっかり理解するまで話をするメンタルが必要です。また、ホテルに荷物を送ってもらう場合もあるのですが、その際に荷物が届かないというのも海外ではあるあるです。そんな時に英語ができないと荷物の受け取りにも無駄に時間を使ってしまいます。

僕が実際に今回英語が話せて良かったのは「タックスフリーの手続き」の時でした。

旅行者に対して、商品にかかる消費税や関税を免除して販売するお店のことです。 一般的に空港や繁華街にありますが、空港と繁華街では大きな違いがあります。 空港にある免税店は「Duty Free(デューティーフリー)」といって、関税・酒税・たばこ税などが免除されます。 空港内なので、「どこの国でもない」という理由です。

イタリアで買い付けをする人の多くが商品を1円でも安く購入するために「タックスフリー」を利用して購入するのですが、日本の免税と違って商品を購入する時に安く買えるのではなく、イタリアの場合は帰りの空港で免税の手続きをして「税金分が返金」されるシステムになっています。

多分1回タックスフリーの手続きの経験があればスムーズにいけるかもしれないですが、初めてイタリアに買い付けに行く人には結構ハードルが高いです。ターミナルによって手続き場所も違いますしね…これに関しては「4:イタリア買い付けの落とし穴」の章で詳しく書きますので、興味ある方はnoteを購入してください。

イタリアで利益が出るブランドと商品を紹介

イタリアで今回買い付けをして良かったと思ったブランドを紹介します。良かったポイントとしては【利益率が良い】【商品サイズが小さい】【買付しやすい】の3つを評価対象にした商品です。

第一位:Louis Vuitton

ヨーロッパの買い付けで1番人気といっても過言ではないのが世界中で大人気のハイブランド「Louis Vuitton」です。

この商品は街中の店舗で購入したのですが日本で人気の財布はイタリアでは約38,500円で販売されており、日本のBuymaでは約64,000円で販売されています。なので、利益率でいうと約25,500円くらいは出る計算です。財布なので軽く、量も入る上、Louis Vuittonの店舗はイタリアの至る所にあるので買い付けもしやすいです。

ですが、Louis Vuittonの場合は買い付けできる個数制限があるため、大量に購入するのは難しいブランドになります。

第二位:PRADA

日本でも年齢層が高い人に安定で売れるハイブランドといえば「PRADA」です。

この商品はアウトレットモールで購入したのですが日本でも人気のモデルでイタリアでは約19,900円で販売されており、日本のBuymaでは約41,00円で販売されています。なので、利益率でいうと約21,100円くらいは出る計算です。財布なので軽く、量も入るのですが、PRADAの場合はアウトレットだから利益がこれだけ出るというのが本音です。

ですが、こちらもLouis Vuitton同様に買い付けできる個数制限があるため、大量に購入するのは難しいブランドになります。

第三位:CELINE

30代の女性に人気のハイブランドといえば「CELINE」です。

この商品は街中の店舗で購入したのですが日本で人気の財布はイタリアでは約44,000円で販売されており、日本のBuymaでは約62,000円で販売されています。なので、利益率でいうと約18,000円くらいは出る計算です。財布なので軽く、量も入る上、CELINEの店舗はイタリアの至る所にあるので買い付けもしやすいです。

ですが、こちらもLouis Vuittonグループの傘下のブランドなの買い付けできる個数制限があるため、大量に購入するのは難しいブランドになります。

第四位:Givenchy

ストリート系の人にも人気があるハイブランドといえば「Givenchy」です。

この商品はアウトレットモールで購入したのですが日本でも人気のキャップでイタリアでは約13,500円で販売されており、日本のBuymaでは約28,800円で販売されています。なので、利益率でいうと約15,300円くらいは出る計算です。

この商品はアウトレットモールで購入したのですが日本でも人気のパスポートケースでイタリアでは約56,800円で販売されており、日本のBuymaでは約78,000円で販売されています。なので、利益率でいうと約21,200円くらいは出る計算です。

Givenchyは他のブランドに比べて個数制限が緩いイメージがあるので他のブランドに比べて大量に買えるイメージです。

第五位:Dolce&Gabbana

セレブに愛されるハイブランドといえば「Dolce&Gabbana」です。

この商品は街中の店舗で購入したのですが日本未発売のAir Podsケースでイタリアでは約15,300円で販売されており、日本のBuymaでは約24,000円で販売されています。なので、利益率でいうと約8,700円くらいは出る計算です。Air Podsケースなので軽く、量も入りますし、他のブランドに比べて個数制限が緩いイメージがあるので他のブランドに比べて大量に買えるイメージです。

ここで紹介した5つのハイブランドはどの商品も日本で購入するより安く、買付しやすいのですが、物によっては買付しても売れない物もありますので、買い付けをする前にBuymaで実際に売れているか?利益率はどれくらいあるのか?を確認をしてから買い付けをしましょう。

もちろん紹介した5つのブランド以外でも利益が出るのもはあります。

イタリアで買い付けにオススメの場所

イタリアで買い付けというと街中の店舗で買い付けをするのが普通なのですが、僕がお勧めするのはフィレンツェにあるアウトレットモール「The Mall」です。何が良いかというと買い付けで利益が出るハイブランドの商品が格安で購入できるのと利益が出やすい買い付けできるブランドが複数あることです。例えば…

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・PRADA
・Givenchy
・Gucci
・Moncler
・TOM FORD
・Balenciaga
etc

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詳しい「The Mall」に出店してるブランド一覧は公式ホームページを確認してください。このアウトレットモール「The Mall」はフィレンツェの中央駅「フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」のすぐそばにある「Autostazione Busitalia Srl」のバス停から往復13ユーロで行くことができます。

だいたい1時間ちょっとの移動でアウトレットモール「The Mall」に到着します。

買い付けだけでなく普通に観光客の方にも人気の観光名所なこともあり朝9時のオープン時には人気のハイブランドの入り口前にはすでに長蛇の列ができています。なので、もし買い付けに行くなら8時前後のバスに乗られることをオススメします。自分も8時くらいのバスに乗りましたがアウトレットに行く人がたくさんバス停に並んでいて、目の前に来ていたバスに乗ることができず、1本後のバスに乗りました。また、このバスに乗るときに片道で購入する人がいますが、帰りもスムーズに買えるために往復で購入したほうがいいです。

また、このアウトレットモール「The Mall」で買い付けをする際に注意しないといけないのが街中の店舗同様に購入数には制限があります。

例えばプラダの場合は2週間に2000ユーロまでしか購入できません。この「個数制限」についてはブランドによってポリシーが異なるため毎回スタッフに聞いたほうがいいです。「え?バイヤーには売ってくれないでしょ?」と思う方もいるかもしれないですが、世界中には金持ちはたくさんいまして、彼らも同じルールで商品を購入しているので金持ちが毎月イタリアにきて大量に買っていると考えれば彼らに商品を売らないことは問題になるので「個数制限内」なら販売してくれます。

ですが、正直このアウトレットモールでの買い付けは「あり」です!

今回のイタリア買い付けで1番利益が出る買い付けができると感じたのがこのアウトレットモールでした。買い付けをしながらBuymaで金額を照らし合わせながら回れば利益が出る商品を買い付けることが出来ます。

また、ミラノ、フィレンツェ、ローマの街中にあるブランドショップでも全然利益が出ますが、このアウトレットモールが買い付け初心者にはオススメの買い付け場所になります。

イタリアに買い付けに行くベストな時期

イタリアでの買い付けはハイブランドの多くがヨーロッパ発のブランドが多いことから、いつ行っても利益になる商品を買い付けることが出来ますが、オススメとしては「夏のセール」と「冬のセール」です!

夏:2018年7月7日(土)~8月30日(木)前後(予定)
冬:2019年1月5日(金)~3月5日(月)前後(予定)

自分も今回は冬のセールに合わせて行ったのですが、高級ブランドを含む様々なブランドで「SALDI(サルディ)=セール」の文字を見かけました。

実際に店内に入ってみると40%割引から最大80%割引までのセールがされており、このセール商品を購入するだけでも利益は取れます。

ですが、セールとなると多くのバイヤーが買いに行くのでセール直前は在庫がまだありますが、セールの始まりから時間が経つと在庫がどんどんなくなっていくので買い付けが大変になります。

なので、狙い目としてはセール初日ですね!

イタリア買い付けの落とし穴

イタリアでの買い付けで注意するべきは先ほど紹介した「タックスフリー」です。僕も今回初めてイタリアでタックスフリーをしたのですが、結構大変で落とし穴に何度か落ちかけました。

まず、イタリアでタックスフリーをする場合は空港によって手続き方法が多少異なり、今回僕が手続きをしたローマの「フィウミッチーノ空港」では「ターミナル1」と「ターミナル3」で手続き方法が異なりました。

ローマ・フィウミッチーノ空港でのタックスフリーの場合は「ターミナル3」から帰りの飛行機に乗る場合はチェックイン前に空港内にあるタックスフリーの手続きを行うカウンターに行き、購入時にレシートと一緒に受け取る書類とパスポートを一緒に提出して、その後航空会社のカウンターがあるエリア内にあるタックスフリー専用の投函ポストに投函すれば手続きは完了です。もし手持ちでタックスフリーの商品を持ち込む場合はイミグレーションを抜けた先にタックスフリーの手続きカウンターがあるので、そちらで同じ手順で手続きをしないといけません。

ですが、「ターミナル1」の場合はチェックインを先にして、イミグレーションを抜ける前に航空会社のカウンターがあるエリア内にあるタックスフリーの手続きを行うカウンターでタックスフリーの申請を行ってから、イミグレーションを抜けないといけません。もし手持ちでタックスフリーの商品を持ち込む場合はイミグレーションを抜けた先にタックスフリーの手続きカウンターがあるので、そちらで同じ手順で手続きをしないといけません。

タックスフリーの書類を提出する前に確認しないといけないのが「クレジットカード番号」と「住所」の記入部分です。

また、第一条件として商品を購入する際に受け取るタックスフリーの書類の「パスポートナンバー」と「生年月日」は必ず確認してから書類を受け取りましょう。この部分が異なるとタックスフリーでの返金分のお金が返ってこない場合があります。必ず確認してください。

その必須項目の次に大切なのが「返金方法」の選択です。タックスフリーの返金を「クレジットカードに返金」と「小切手を受け取る(日本の住所先に届いてから銀行で手続きをする)」と「現金で受け取る」の3パターンあり、1番返金率が高いのが「クレジットカード」になります。

もしクレジットカードの返金を希望する場合はタックスフリーの書類の「クレジットカード番号」の部分を必ず記載しないといけません。英語が苦手な方はこの部分に気づかないことがあります。

この部分を記載漏れすると「小切手」で郵送されます。

また、この小切手を受け取る際もタックスフリーの書類に書かれている住所が未記入や中途半端に記載してある場合は届かない可能性もあるので、必ず住所部分は確認してください。

最後にタックスフリーの申請はフライト4時間前から行うことをオススメします!自分も今回初めてのイタリア買い付けということもあり、4時間前に空港に到着したのですが、空港やターミナルによってタックスフリーの手続きの違いがあったためイミグレーションを抜けたのはギリギリで本当に危なかったです。英語が多少話せる自分でも始めてのタックスフリーの手続きは時間がかかったので、英語が苦手な人はもっと早く空港にいかれてもいいと思います。

今からイタリアに買い付けに行く方へ

僕自身初めてイタリアに買い付けに行きましたが、やっぱり人気のハイブランドの買い付けということもあり、利益率はニューヨークでの買い付けに比べて高いですが、仕入れの商品代金も高いので予算がある程度ないとキツイんじゃないかな?というのが本音です。

なので、オススメとしては事前にBuymaで売れている商品をリサーチして、現地の価格(ヨーロッパの各ブランドの公式ホームページを確認)とBuymaで実際に売れている金額を照らし合わせながら利益率を計算するのが節約しながら、大きな利幅の商品が買い付けられるのかと思います。

「なら、街中で確認できるようにWifiいる?」と思う方にオススメなのが「グローバルWiFi」を契約することです。ですが、建物によっては電波が入りづらい場所があるので、その際はスタッフに「Do you have wifi?(Wifiありますか?)」と聞いて、店のWifiを借りましょう。自分自身色々なハイブランドのお店に行きましたが、結構どのブランドも無料Wifiを持っているので店舗の中ではインターネットの閲覧に困ることはないと思います。

街中では「グローバルWiFi」、店内では「無料Wifi」を利用するのが1番賢い買い付けスタイルかと思います。

イタリア買い付けは冒頭にも書いたように想像以上に「体力」のいる買い付けになると思いますので、是非今からイタリアに買い付けに行く方は体力をつけてから買い付けにいかれることをオススメします!


※この記事は2020/07/07に公開した情報になります。
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この記事を書いたのは...

【街路ch出演】ニューヨーカーと出会って1週間で結婚し、ニューヨークに移住。しかし、2年で離婚し、その後8年間ニューヨークで波乱万丈な生活を一人で生き抜きました。10年後、パタヤでゴーゴー嬢と結婚し、タイに移住。かつては有機大麻農家として働いていましたが、現在は大麻盆栽家に転職しています。大麻盆栽「Wabi sabi」では、環境に優しい有機肥料やミミズの土を使用し、廃材や苔を活用して、持続可能な未来を目指しています。自然との共生を体現し、大麻盆栽を通じて新しい視点を提供しています。詳しい自己紹介はこちらから。

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