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日記

「神のご加護を」と告げたコロンビア美女の横顔

2021年10月11日(月)

もうコロンビアからニューヨークに戻ってきて3週間も経つのか。あの日は当日コロナ検査結果がもらえる施設を綺麗なコロンビア人の女性が必死に探してくれた。残念ながら当日結果がもらえる施設はなくて、どの施設も2、3日は時間がかかるらしい。だから、明日のフライトには乗れないと僕たちに悲しそうな顔で話しかけてきた。

「まぁ、しょうがないさ。チケットを取り直すだけだよ」って答えたら、彼女の顔に笑顔が戻って「大丈夫だよ、神様があなたたちを見守ってる。神のご加護を」と僕の友達に笑いながら言った。

コロンビアはキリスト教を信仰してる人が人口の95%以上と言われているから、彼女もキリスト教だったんだろう。それにしても横顔が美しすぎて同じ人間とは思えない。さすが美男美女大国と言われるだけはある。

(関連記事:初の南米は、僕の想像と全てが違った

彼女は友達の知り合いで僕は彼女のことを知らない。前の仕事で英語を使ってたらしく意思疎通は出来た。「毎週時間があったら教会に行ってお祈りをするから、あなたたちがニューヨークに無事帰れるようにお祈りしておく」と言われたので「ありがとう!だけど、大丈夫。家族や自分のことをお祈りして」と言ったら怒られた。お祈りしてもらって手元のチケットの日付が変わるならしてもらいたいけど、神様を信仰してない僕はせいぜいホテルのネット環境くらいしか変わらない。それなら普段のように家族や自分のことをお祈りして欲しいと素直に思って言ったら怒られた。

誤解がないように言うけど神様を信仰してる人を馬鹿にしてるわけではなく、僕には神様を本気で信仰した経験がないから彼らの気持ちを理解することが難しいんですよ。

だけど、神様は存在すると僕も思っている。

去年沖縄に仕事で行った時に僕のメンターが「ビッグバンは誰がゼロから1にしたんだ?化学反応をするにしてもゼロを1にした奴がいるだろ?今地球がある現実があるなら、ゼロを1にした奴がいるのも現実だ。そいつが、、、神だ」って、少し酔っ払いながら話してた。僕はそれに気付いたのが小学生って聞いてドン引きしながら笑ってたけどね。

この話を聞いてどこかスッキリしてる自分がいた。あの時は自分の幸せが何か明確に定義できなくて気持ち悪い時期だった。幸せって何かずっと見えてるけど、掴み取る勇気がなかった。そんな時にこの話を聞いて、自分自身の幸せは自分の問題だから自分の意思で定義できるけど、どれだけ悩んでも宇宙ができた理由は誰にも定義できない。そう考えれば今悩んでる問題なんてちっぽけに思えてきた。

僕は神を信仰してる人たちを見ても差別的な感情は生まれないし、神様はいると僕も思うから本当に信仰してる人は祈ることが本当に幸せなことなんだなとも思う。あのコロンビアの美女は少なからず僕たちのために祈ってくれた。

彼女の行為は本当にありがたいことだと思った。

この話を五番街にある「セントパトリック大聖堂」の中で祈ってる人たちを見て思い出した。このセント・パトリック大聖堂には2800枚を超えるステンドグラスがあり、セント・パトリック大聖堂の入口を入って上を見上げると「薔薇の窓」と言われている有名なステンドグラスと目を奪われる7855本の巨大なパイプオルガンがある。この音色が想像を超える素敵な音色だから一度は聞いて欲しい。

詳しくは「結婚式もできる!ニューヨークにあるアメリカ最大のカトリック教会「セント・パトリック大聖堂」に行ってきた」の記事で詳しく書いてます。

僕はあの音とステンドグラスを見るのが好きで、五番街に行く時はよく立ち寄る。この日も多くの人が足を運んで、お祈りをしていた。僕は彼らの邪魔にならないように端っこの方に座って、天井のステンドガラスをジーと見ていた。本当に美しいものを見ると言葉を失うって言うけど本当だね。

10分ほど見とれて、気分良く外に出ると少し肌寒い風がビルの隙間から吹いていた。目の前にいた小さな男の子もお母さんのジャケットのポケットに急いで手を入れていたし、街中を歩くカップルもいつもよりもくっついて歩いてる気がする。もう秋が来たのが匂いでも寒さでもわかる。僕はポケットからタバコを1本出して、大きな大聖堂を見ながら大きく息を吐いて、思った。

「ホットチョコレート飲みたい。」

冬のニューヨークで僕が毎回挑戦して挫折してるのがニューヨークで一番美味しいホットチョコレートを探す旅。ニューヨークのカフェはホットチョコレートを置いてる所が多くて、どのホットチョコレートも味に個性があって美味しい。2021年のスタートは「Think Coffee」のホットチョコレートでスタートすることにした。このホットチョコレートはしつこくないちょうど良い甘さで今年1番初めに飲むに相応しい美味しさでした。

結構色々なエリアにあるのでググって行ってみて。

そういえば12月から後輩が長期間ニューヨークに来るみたい。今年こそは最高のホットチョコレートを探す旅が出来る気がして、今からワクワクしてる自分がいる。そろそろ「NYPG」もまた更新再開したいなって思ってますのでチェックしてね。

飲んだ後はチェルシーに移動して、ギャラリーをぶらぶら。最近気に入ってるギャラリーに行ったらキースヘリングやバスキアの見たことない作品が展示されていて超刺激的なだったが、帰り道歩きながら街中を見てるとハロウィンの商品やコスプレが目に入って気分が落ちた。

もうすぐハロウィンが来て、クリスマスが来て、ハッピーニューイヤーか…この数ヶ月は本当に早く時間が過ぎるからしっかり計画して時間を有意義に使わないと本当にあっという間に終わる…とりあえず、今年のブラックフライデーは何が良いセール商品がないか調べますか。


※この記事は2021/10/11に公開した情報になります。
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この記事を書いたのは...

【街路ch出演】ニューヨーカーと出会って1週間で結婚し、ニューヨークに移住。しかし、2年で離婚し、その後8年間ニューヨークで波乱万丈な生活を一人で生き抜きました。10年後、パタヤでゴーゴー嬢と結婚し、タイに移住。かつては有機大麻農家として働いていましたが、現在は大麻盆栽家に転職しています。大麻盆栽「Wabi sabi」では、環境に優しい有機肥料やミミズの土を使用し、廃材や苔を活用して、持続可能な未来を目指しています。自然との共生を体現し、大麻盆栽を通じて新しい視点を提供しています。詳しい自己紹介はこちらから。

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